環境にやさしく、経済的にも利益をもたらす家庭用ソーラーパネルの導入は、持続可能な未来への一歩となります。自然の力で電力を自給自足することで、エネルギーコストの削減はもちろん、地球温暖化の抑制にも貢献することができます。
では、具体的に太陽光発電はどのような仕組みなのでしょうか。また、家庭に太陽光発電を利用するメリット・デメリットは何でしょうか。
そこでこの記事では、太陽光発電の仕組みや太陽光発電を家庭で利用するメリット・デメリットを詳しく解説します。太陽光発電が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 太陽光発電の仕組み
- 太陽光発電のメリット
- 太陽光発電のデメリット
太陽光発電とは?わかりやすく解説
太陽光発電とは、「自宅の屋根や駐車場のスペースを活用して、太陽光のエネルギーを電気に変換する方法」です。
発電した電気は、自宅で自家消費することができ、電気代を削減することができます。また、発電した電気を使いきれなくても、電気を売って売電収入を得ることができます。
エネルギー源が太陽光であるため、基本的には設置する地域に制限がなく、導入しやすいシステムといえます。
ソーラーパネルを使って発電する仕組み
ソーラーパネルには、電気的な性質が異なるN型半導体(表面)とP型半導体(裏面)が使われています。 その2種類の半導体同士を重ね合わせて光を当てると、接合面を境にN型側に電子(-)、P型側に正孔(+)が集まるという性質を活用し、それぞれの電極をつなぐことで電気が流れる仕組みを作り出します。
太陽光発電のメリット
太陽光発電を利用するメリットは、大きく5つあります。
- 電気代を節約できる
- 設置場所の選択肢が幅広い
- 非常用の電源として利用できる
- 二酸化炭素を排出しないので、環境にやさしい
- クリーンエネルギーなので枯渇しない
それぞれのメリットを詳しく解説します。
電気代を節約できる
太陽光発電で作り出した電気エネルギーは、ご自宅で自家消費することができます。
そのため、電力会社から供給される電気の消費を抑えることができるので、電気代を大幅に削減することができます。
設置場所の選択肢が幅広い
太陽光発電システムは、屋根や駐車場の上などの空きスペースに設置することができるので、幅広い選択肢の中から設置場所を選ぶことができます。
実際に一般家庭から大規模施設まで、多種多様な場所と施設で太陽光発電が導入されています。また、発電時に騒音を発生させる心配がないため、隣接した場所でも設置することができます。
非常用の電源として利用できる
太陽光発電システムは、発電したクリーンエネルギーを、自然災害時の非常用電源として活用することができます。
もし停電した場合、システムを自立運転モードに切り替えをすることができ、電気を自宅に流すことができます。
さらに、蓄電池システムと連携することで発電した電気を貯めておき、日が沈んだ後でも電気を使うことができます。
二酸化炭素を排出しないので、環境にやさしい
近年、社会的貢献のアピールとして、SDGsへの取り組みが注目されています。
環境問題を企業だけが考えるのではなく、個人が積極的に貢献していくことによって、CO2排出を抑えることでき、より良い地球にしていくことができます。
クリーンエネルギーなので枯渇しない
太陽光発電はエネルギー源が無尽蔵のため、エネルギー自体が枯渇することはありません。石油を燃やして電力エネルギーを作り出す火力発電とは違い、エネルギーを消費しません。
そのため、地球上のエネルギーを枯渇することなく、運転し続けられるでしょう。
太陽光発電のデメリット
太陽光発電のデメリットは、大きく3つあります。
- 設置費用がかかる
- 天気によって発電量が変わる
- メンテナンスが必要
それぞれ詳しく解説します。
設置費用がかかる
太陽光発電は、一度導入すれば継続的に電気代を安くできますが、設置する費用が必要です。
資源エネルギー庁の調査によると、10kWの太陽光発電システムを導入するために必要な費用は、平均して30万円〜40万円ほどといわれています。
天気によって発電量が変わる
太陽光発電は、天候や季節により日照量の変化に影響を受けます。
屋根の方角や角度によっても発電量が異なるので、導入前に精度の高いシミュレーションの実施をおすすめします。
メンテナンスが必要
太陽光発電はソーラーパネルやパワーコンディショナなどの設備の経年劣化により、一定以上のメンテナンス代が必要です。
具体的なメンテナンス費用の相場は、以下の表を参考にしてください。
点検頻度 | 費用相場(1回あたり) | |
住宅用 産業用(50kW未満の場合) | 4~5年に1回の点検実施 | 1回あたり50,000円〜100,000円 |
デメリットを解決する方法
先ほど紹介した3つのデメリットは、方法次第で解決することができます。
【設置費用がかかる】
太陽光発電を導入する際に、どうしても設置費用はかかってしまうものです。しかし、設備代を現金で一括で支払う必要はありません。
ソーラーローンを組むことで月々の電気代が削減でき経済効果が発生するので、結果的に見たら経済的な負担をすることなく、太陽光発電に切り替えられます。
【天気によって発電量が変わる】
天気によって発電量が変わりますが、1枚当たりの発電効率が高い太陽光パネルを選べば、雨・曇りの日でもある程度の発電量を確保できます。また、過去モデルに比べてパワーコンディショナーの性能も格段に上がっているので、急な天候の変化でも発電能力の低下を防ぐことができます。
【メンテナンスが必要】
実は、ほとんどの販売店は、緊急メンテナンスと定期メンテナンスのマニュアルが無く、メンテナンスのサービスが確立されていません。アフターフォローの具体的な内容を確認をせずに設置してしまうと、設置後の不具合対応で大変困ってしまったという実例が実際に多くあります。
そこで業界の中でも一番ご安心いただけるのがenemicのアフターフォローです。充実している理由に以下の特徴があります。
- 24時間受付可能な緊急対応
- 定期点検15年間無料
- 15年後も延長オプションあり
- 設置してからの一切の不安・ストレスなし
- 各点検マニュアルあり
- 電気工事士による状況チェック
太陽光設置した後にトラブルになるのは絶対避けたいというお気持ちに、enemicが全力でお答えさせていただきます。
ソーラーパネルを設置するにあたって必要な費用
ソーラーパネルを設置する際に必要な費用は以下のとおりです。
- 設置にかかる費用相場
- 設置後にかかるメンテナンス費用
それぞれの費用を詳しく解説します。
設置にかかる費用相場
ソーラーパネルを設置する際には、主に以下の費用が必要になります。
- ソーラーパネル本体の費用
- パワーコンディショナー本体の費用
- 架台の費用
- 太陽光発電の設置工事費用
- その他の費用(蓄電池を設置する場合など)
住宅用に使用されるパネルは、およそ3kW〜5kWほどが多い傾向があります。5kWシステムを導入する場合、 130〜200万円(メーカー・足場の有無・施工方法・設置エリア・使用部材によって変動します)が一般的です。
ただし、あくまで相場なので、設置する場所や条件によって費用が異なることがあります。詳しい費用については、業者に相談するようにしましょう。
設置後にかかるメンテナンス費用
ソーラーパネル設置後にかかるメンテナンス費用を以下にまとめました。
定期点検(4年〜5年に1回) | 50,000円前後 |
先述したように、ソーラーパネルはアフターメンテナンスが必要な商品です。安心して長く使用し続けるには、確立されたメンテナンスを受ける必要があります。
発電量維持や安全性確保のため、点検時期は4年〜5年に1度が推奨されています。
ソーラーパネルの設置費用を抑えるコツ
ここでは、ソーラーパネルの設置費用を抑えるコツを2つ解説します。
- 補助金を活用する
- 太陽光発電の費用対効果を高める
それぞれのコツを詳しく解説します。
補助金を活用する
ソーラーパネルの設置費用を抑えるためには、補助金を活用するのがおすすめです。国や地方自治体によって、太陽光発電の設置に補助金制度を用意している可能性があります。
補助金限度額は地方自治体や都道府県によって異なりますが、ソーラーパネルの導入費用を最小限に抑えられます。補助金の活用機会を逸することがないように、ソーラーパネルの設置を検討している方は、事前にインターネットなどで補助金制度を調べておくことをおすすめします。
各自治体で適用できる補助金については、自治体別補助金制度検索で確認ができます。ぜひチェックしてみましょう。
太陽光発電の費用対効果を高める
太陽光発電システムは、長期間使用する設備だからこそ、導入前のプランニングが重要です。特に一番重要なのが「ご家族様の将来設計に最適であるか」という点です。設置した際の経済効果を、事前にシミュレーションで確認できます。
想定できる発電量は、お家の屋根の形状・角度や周囲環境によって異なります。費用対効果を高める方法として、お家の設置条件に最適なメーカーやパネルの種類を選択することが何よりも重要といえます。
自宅にあった発電量の基本的な計算方法
自宅で使う消費電力量を計算する方法は、まず直近6カ月~12カ月間の消費電力量を記録します。できれば1年分あるとより正確な数字になります。消費電力量が分からない場合は、現在契約している電力会社に問い合わせをすれば確認することができます。
1年分記録できた場合は、12カ月間で消費しているので、合計の消費kWhを12で割ります。6カ月の場合は6で割ります。ここで平均の消費電力量が計算できます。
あとは、設置した際の年間発電シミュレーションから月間の平均発電量を計算し、消費する電力量に対してどれぐらい発電できるかを計算すると、おおよその補える発電量を割り出すことができます。
割り出した数字を基本にして、将来どれぐらいの消費電力を計算していき、自宅に最適なプランを作成していくことで、メリットを最大化することができます。
ソーラーパネルを設置する前に知っておきたい制度
ソーラーパネルを設置する前に知っておきたい制度には、FIT制度があります。
太陽光発電システムは、発電し自家消費した後に余った電気は電力会社に売ることができます。
FIT制度は「固定価格買取制度」といわれており、余った電気を、高単価で電力会社が一定期間買取することを約束する国の制度です。固定価格での買取期間は10年間と定められているので、今年FIT制度の適用を受けた場合、10年後まで同じ単価で売電できます。
固定価格買い取り制度が終わった後も、単価は変更となりますが、電力会社に売電することが可能です。
売電した電気を毎月の電気代から差し引きすることで、電気代の節約につながるでしょう。
太陽光発電を導入するならenemicがおすすめ!
ソーラーパネルを導入するなら、enemicがおすすめです。enemicが選ばれる3つの理由をご紹介します。
- ご家族様の将来設計にベストなプランをご提案!
長期間使用する設備だからこそ、「ご家族様の将来設計に最適であるか」という点が一番重要です。enemicは、将来設計まで考えたニーズを的確にヒアリングし、太陽光パネル1枚単位で拘ってメーカーを選定します。万全のサポートで安心していただきながら、ご家族様にとって最適なプランをご案内します。
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enemicは、全ての取り扱い商品に『業界最長保証』を無料で採用しています。長期間ご利用いただくからこそ、ご家族様に「安心」をご提供します。
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【24時間受付可能な緊急対応】と【定期点検】が無料で受けられる、enemic独自のメンテナンスパックをご用意しています。万が一のご心配は一切不要です。
サービス | ・太陽光発電・蓄電池システムの販売 ・工事及び保守 ・オール電化の販売・工事及び保守 ・リフォーム工事業(屋根工事・塗装工事・水廻り工事) ・カーポート付き太陽光発電システム販売施工 ・EV、V2H事業 ・コンサルティング事業 ・住宅メンテナンス事業 |
取扱メーカー | ネクストエナジー、Qセルズ、パナソニックなど |
店舗 | 【本社】 〒900-0033 沖縄県那覇市久米2-3-15 COI那覇ビル5F 【札幌営業所】 〒005-0035 北海道札幌市南区南35条西10丁目3番14号 【苫小牧営業所】 〒053-0022 北海道苫小牧市表町1丁目3番4号 大東ビル1階 |
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連絡手段 | TEL:0120-249-634 LINE |
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まとめ
この記事では、太陽光発電の仕組みやメリット・デメリットについて解説しました。
太陽光発電は、今後どんどん普及し、特に家庭用においては、国から義務化が発表されるなど、全国的に設置する勢いは加速していっています。
太陽光発電の仕組みを把握しつつ、導入するメリットとデメリットを理解しましょう。この記事の内容を参考にして、ぜひ太陽光発電の導入を検討してみてください。